ランナーは早死にする?!

ランニング


こんにちは、あまなつです。


ランニング歴20年、マラソン歴10年。
初挑戦のフルマラソンで撃沈。翌年リベンジして目標のサブスリーを達成。
以降3年連続でベスト更新。



先日「ランナーは早死にする」という主張を耳にしました。
これはランニング歴20年の僕としては無視できない説です。笑


そこで今回は「ランナーは早死にするのか?」について考えてみました。

結論

結論から言うとランニングによって寿命が縮むかどうかはわかりません。

仮に、ランナーの平均寿命がすべての人の平均寿命より短いという事実があったとしても、それがランニングによるものかという因果関係はわからないんですよね。


そこで今回は、「ランナーは早死にする」という主張の、根拠の妥当性を考えてみました。


件の主張はこちらです。

「ランナーは早死にする」
理由は
→生涯の心臓の鼓動の回数はきまっている
→走ると鼓動が速くなる
→日常的に走っていると限られた鼓動の回数をどんどん消費してしまう
→だからランナーは早死にする

というものです。


いくつかツッコミどころのある主張ですが、ここは単純に「ランナーの脈拍数は一般人(非ランナー)より多いのか?」という観点から考えてみます。


一般人の1日の脈拍数


ネット情報によると、成人男性の平常時の脈拍数は60〜100回/分らしいです。
「平常時で80以上⁈」と少し疑わしい気もするので、ここは70回/分として計算します。
計算結果がこちら。

70回/分×60分×24時間=100,800回/日

一般人の1日の脈拍数は100,800回となりました。
ちょっと想像つかない回数ですね。
心臓すごい。


ランナーの1日の脈拍数

次にランナーの脈拍数を計算します。


例の主張が見落としているのは、ランナーは常に走っているわけではないということ。
そして心肺機能を鍛えている分、平常時の脈拍数は一般人より少ないということです。


ネット情報によると市民ランナーの平常時の脈拍数は50〜60回/分とのこと。
ちなみに僕は40〜60回/分くらいなので、平均としては大きく外れてはいないでしょう。
今回は55回/分として計算します。


また、1日1時間ランニングすることとし、その時の平均脈拍数を150回/分とします。
150回/分はだいぶ追い込まないと出ない数字なので、気持ちよくジョギングをしてる分にはこれより少ないと考えていいと思います。

(55回/分×60分×23時間)+(150回/分×60分×1時間)=84,900回/日


結果

一般人の脈拍数:100,800回/日
ランナーの脈拍数:84,900回/日


という結果になりました。
大雑把な計算ではありますが、「ランナーは一生のうちの限られた脈拍数を速く消費してしまうので、一般人より早死にする」という仮説は否定されました。

まとめ

あくまで「生涯の心拍数の観点から、ランナーは早死にする」という仮説が否定されただけで、「ランナーは長生きする」というわけではないので、その点はご注意ください。


ただ、一市民ランナーの体感としては、ランニングをすると寿命はともかく健康寿命は延びるんじゃないかな、と感じます。


僕はまだ30代なので寿命については根拠がありませんが、少なくとも内科的にはランニングをしているほうが体の調子がいいです。


職場の健康診断でも問題ないし、オムロンの体重計によると肉体年齢は常に18歳です。笑
整形外科的にはなんとも言えませんが。。。苦笑


だから、健康のためだけに走っている訳ではないですが、健康面でのメリットも絶対にあると思うんですよね。
なので最近は妻にもランニングを軽く啓蒙しています。

というわけで、

「ランナーの皆さん、寿命のことは心配せずに好きなだけ走りましょう!」

というお話でした。

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