こんにちは。あまなつです。
2025年に36歳、妻と子ども2人と4人暮らしをしているサラリーマン。
13年で資産1億円達成を目指しています。
はじめに
2024年に新NISAが始まり1年が経ちました。
新NISAは年間最大360万円、総額1800万円の投資資産の運用益が非課税になるということで、その太っ腹っぷりに大きな話題になりましたね。
これを機に投資をはじめた方も多かったんじゃないでしょうか。
今回は新NISAの初年となった2024年の、我が家の運用成績を公開します。
新NISAとは
改めてNISAとはどんな制度なのか紹介します。
既にご存じの方はとばしてください。
NISA(ニーサ)は、少額からの投資を行う方のために2014年1月にスタートした「少額投資非課税制度」。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がつけられました。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかりますが、NISA口座で投資した金融商品から得られる利益は非課税になります。
ただしNISA口座で投資できる上限金額は決まっています。
NISAは、2014年1月の制度開始以降、2016年4月にはジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)、2018年1月にはつみたてNISAがスタートし、2024年1月から新制度が開始しました。
新NISAのポイントはこちら。(金融庁ホームページより)
・非課税保有期間が無制限
非課税保有期間はつみたてNISAでは20年間、一般NISAでは5年間でしたが、2024年からのNISAでは無期限となりました。
そのため非課税保有期間を気にすることなく、さらに長期投資を行いやすくなりました。
・制度(口座開設期間)が恒久化!
2024年1月から始まったNISA制度は恒久化されました。
2023年までのNISAは時限的な制度でしたが、2024年からのNISAは恒久的な制度になったため、より長期的な視点で資産形成に取り組めるようになりました。
・年間投資枠が拡大!
2024年からのNISAでは、つみたて投資枠がつみたてNISAの3倍の年間120万円、成長投資枠が一般NISAの2倍の年間240万円に拡大され、併用により合計で年間360万円まで拡大しました。
・非課税保有限度額(総枠)が新設!
(最大1,800万円)2024年からのNISAでは、生涯を通じての非課税保有限度額が新たに設けられ、1,800万円が上限となりました。
上限は1,800万円ですが、成長投資枠はそのうち1,200万円が上限となります。また、2023年までのNISAでの保有額は、2024年からのNISAの非課税保有限度額(総枠)の1,800万円の外枠で管理されます。
・非課税保有限度額(総枠)の再利用が可能!
2024年からのNISAでは、商品を売却した場合、翌年以降売却した商品の簿価(取得金額)の分だけ非課税投資枠が復活し、再利用が可能になります。
運用方針
運用計画
我が家の運用方針は「つみたて投資枠、成長投資枠ともに『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』(通称「オルカン」)に年初に全額投資(最低限の積立額は除く)」です。
ただし、つみたて投資枠は全額一括投資ができないので、毎月1000円ずつの積立設定をし、残りの額をボーナス投資として年初に投入します。
個別株に投資しない理由
なかには成長投資枠で個別株に投資するという方もいるかもしれませんが、私はNISA口座での個別株投資はやめました。
確かに個別株はテンバガーなど株価が数倍になる可能性もあり、当てればかなりのハイリターンが期待できるのも事実です。
でも過去5年ほど株式投資をやってきて、そんな銘柄を探し当て、かつ保有し続けるのは自分にはまず無理だと痛感しました。
なのでほぼ確実に資産増が期待できるオルカンに投資することにしました。
オルカンなら10年以上のスパンなら過去の実績上まず間違いなく価格が上がりますからね。
個別株投資は家計の資産形成とは別に、自分の小遣いで細々としています。
S&P500ではなくオルカンにした理由
NISAで投資信託に投資する場合、S&P500かオルカンのどちらかでよいと言われています。
2つの投資信託の特徴は以下のとおり。
S&Pの特徴
S&P500は米国株の代表的な指数「S&P500」に連動した投資信託。
GAFAやエヌビディアなどハイテク企業を中心とした大型株500銘柄に分散投資し、米国市場のパフォーマンスに大きく依存する。
過去数十年で米国株は他国市場を上回る成長をしていて高リターンが期待できる反面、米国経済への集中リスクがある。
オルカンの特徴
オルカンは米国を中心に日本、欧州、新興国を含む世界の株式に分散投資する投資信託。
世界中に分散投資されているため、特定の国や地域の影響を受けにくい。
米国の比重が高い(約60%)ものの、S&P500よりは米国への依存度は抑えられる。
私がオルカンを選んだのはリターンの高さを求めるよりも、投資先を分散させてリスクを抑えたかったからです。
それに今後20〜30年というスパンの投資と考えると、米国以外の国の台頭により全世界の方がS&P500よりも成長率が高くなるんじゃないかと考えました。
年初に全額投資する理由
オルカンは上昇と下落を繰り返しつつもこれまで上昇を続けてます。
それなら基本的には年初が年間の安値になる可能性が高く、年初に全額投資した方がより多くのリターンを得られると考えられたからです。
1年目の運用結果公開!
投資したのは計画どおり『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』です。
運用結果はこちらのとおり。
つみたて投資枠が45万円ほどになっているのは、売買操作のミスでつみたて投資枠の100万円ほどを売却してしまったせいです。
非常に情けない…。
ネットで手軽に売買できる分こういったミスも起きてしまいがち。
気を付けましょう。
不幸中の幸いだったのはまだ投資額が少なかったことです。
以後気をつけねば。
さて肝心の運用成績ですが、2024年は株高と円安の影響で想定以上の利回りが得られました。
2024年にNISAを始めた方は、年間の運用成績がプラスになった方が多かったんじゃないでしょうか。
オルカンの平均利回りは7~8%と言われてますから、2024年はかなりのイレギュラーをと考えた方がよさそうです。
これが2025年以降も続くとは考えないようにしましょう。
成功のポイント
年初の全額投資
2024年のオルカンの値動きは年始から夏にかけて上昇し7,8月に下落。
10月から年末にかけて再び上昇、という動きでした。
年間の安値が年始だったので、そこでほぼ全額を投資することで最大限の利益を得ることができました。
毎月同額積立投資よりも年初に集中投資がうまくいった年になりました。
オルカンで海外投資
オルカンの成績はよかったですが、それに対して日本株はほぼ横ばいの1年でした。
日経平均や日本の個別株に投資した方は苦戦したんじゃないでしょうか。
海外に投資することで、海外市場の成長と円安の恩恵を受けることができました。
海外投資の方が利益を得られるというのは日本経済を考えると手放しで喜べることではないですが…、我が家の資産形成という点ではプラスでした。
まとめ
というわけで新NISA元年の2024年はいいスタートを切ることができました。
2025年も同じ運用方針で資産形成を続ける予定です。
ただ2024年があまりに良すぎたので、2025年はよくても横ばい、下手をすると大きな下落があるかな…?と内心ドキドキ。
それでもNISAで保有しているオルカンは絶対に手放さないよう我慢する1年を覚悟してます。
なので2025年は握力を鍛える1年になりそうですね。(笑)
よければ皆さんの運用方針や運用結果も教えてください。
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