こんにちは、あまなつです。さす
植物好きの農学部卒サラリーマンです。
30㎡の畑で家庭菜園を満喫しています。
この記事は2022〜23年のニンニク栽培の記録です。
秋冬の栽培計画には入れていなかったニンニク。
ある日「家庭菜園で育てるニンニクがおすすめ!スーパーで売ってる海外産とは風味が全然違う!」という記事を読んで、興味がわきました。
そんな折に、畑の大家さんから「ニンニクを育てる予定はある?今年たくさんとれたからよかったら種球あげようか?」というお話が。
「これはもう天の導きだ!」ということで、ありがたく頂戴することに。
当初タマネギを栽培する予定だったスペースの一部を使って、ニンニクを育てることにしました。
栽培計画
- 栽培期間:9,10月〜5,6月
- ポイント:求肥量が多いので、肥料をしっかりあげる。ただ、あげ過ぎると病気が発生するので注意すること。
いただいたニンニクがこちら。
品種は分かりませんが、サカタのタネで買った国産の種球から育てたものとのことです。
傷んでいるものを除いて22個ありました。
薄皮までむいて植付け準備完了です。
※薄皮がついたまま植える方法もありますが、取り除いた方が発芽しやすいそうです。
10/15 植付け
まずは土づくりです。
夏作の経験から、この畑の土は粘土質が強いため、物理性を改善する必要がありそうです。
そこで、発酵牛糞、落ち葉、雑草ワラ、米ヌカといった有機質を入れて、表土と混ぜ合わせました。
このうち購入したのは発酵牛糞のみ。
極力お金をかけない家庭菜園を実践中です。
理想はもみ殻も入れたかったのですが、入手できず今回は断念しました。
さらにいうと落ち葉と雑草ワラは腐葉土にしてからの方がよかったんですが、時間がなかったので強引にそのまま施用しました。
さわってみると大分粘土性がやわらいだ気がします。
土づくりができたら畝を作ります。
タマネギ・ニンニク用の畝なので、高さは10cmほどにしました。
畝立てしたらマルチを張り、1穴に1球ずつ種球を植え付けます。
深さは5〜7cm、土を被せてから水をたっぷりあげました。
ニンニクは25℃以上になると生育を止めるので、温度上昇をやわらげるためにワラを被せます。
また、雨が直接あたることによって土が固くなるのも防ぎます。
これで植付け完了。
どれくらいで芽が出るか楽しみです。
10/23
植付け後1週間…、芽が出ました!
植え付けた22個のうち19個で出芽してました。
なかなかの出芽率ではないでしょうか。
このところニンジン、タマネギとタネの発芽に苦戦してたので、これだけ順調に芽が出てくれるとうれしくなります。
10/30
植付け後2週間。
22個の種球がすべて出芽しました。
種から育てる野菜と比べると驚異の出芽率です。
先週時点で芽が出ていた株では、葉が3枚ほど出ています。
いまのところは順調そうです。
11/12
そろいもそろって4枚目の葉が伸びてきました。
あまり順調に成長すると、それはそれで寒さに耐えられるか心配になってきます。苦笑
12/3
とても順調そうに見えますが、肝心の球茎はどうなってるんでしょうか?
気になりますがここは我慢。(マルチがなければ確実にほじくってました(苦笑))
植付け後1ヶ月が過ぎたので追肥をしておきます。
マルチの上から化成肥料をばらまきしました。
1/28
毎週見てる分には変化がなさそうに見えますが…
さすがに2ヶ月前の写真と比べると少し太くなってるみたいです。
春に備えて2回目の追肥をしました。
3/21
3月になってから一段と暖かくなり、ぐんぐんと伸びてきました。
あまりに成長が速いので「トウモロコシですか?」と突っ込みたくなるほど。
あとは鱗茎がしっかり大きくなってくれるのを願うのみです。
ちなみに種球を分けてくれた畑の大家さんは「今年のニンニクとタマネギは全滅」とのことで、いたたまれない気持ちになりました…。
4/23
地上部の成長はひと段落したかと思ったら、花芽(ニンニクの芽)がスクスク伸びてきました。
これを放っておくと花が咲いて地下部が大きくならないので、引っこ抜きます。
途中で千切れないように抜くのは難しいですが、うまくいくと爽快です。笑
5/6 収穫
下から3枚目の葉が枯れたら収穫時、という農家さんの言葉を参考にチェックしてみると…
枯れてるような枯れてないような…。
もう一つの目安である花芽の収穫から2週間後、という条件は満たしたので収穫してしまいました。笑
収穫したニンニクがこちら。
植付けた種球22個、すべて収穫できました!
しばらく風通しのいいところに吊るして干しておきます。
大きさはまちまちですが、小さいものもスーパーで売ってるものと遜色なさそう。
上出来です。
3、4個は来年の種球にすることにして、今夏は自家製ニンニクを楽しみます。