こんにちは、あまなつです。
ランニング歴20年、マラソン歴10年。
初挑戦のフルマラソンで撃沈。翌年リベンジして目標のサブスリーを達成。
以降3年連続でベスト更新。
2022年にウルトラマラソンに初挑戦。
4月17日にチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(100kmの部)に出場してきました。
結果は………、
DNF!
71kmの関門でリタイアしました!
悔しい。ホント悔しい。。。
これでもできるだけ練習時間を捻出して短い時間でも追い込んできたんですけどね。。。
それに平日夜の娘(0歳児)とのお風呂タイムを犠牲にしたり、妻にも協力してもらってきたので…。
完走すらできないとは合わせる顔がありません。
正直悔しくて振り返るのも気が重いですが、この失敗を活かすためにも反省点をまとめます。
レース展開
スタートして最初の2.5kmは16’30”くらいで通過。
思いのほか遅かったですが、今考えると十分に許容範囲内のペースです。
でも実際には「遅すぎる」と判断し、1km5’10”~5’20”までペースを上げてしまいました。
その後5’30”程度まで落としたんですが、それでも設定ペースよりは速く、そのまま30kmくらいまで走りました。
エイドでは滞在時間は短かったものの、すべてのエイドで給水と給食をとりました。
結果的に水分の取り過ぎでトイレに頻繁に行くことになり、トイレでのタイムロスが10kmごとに3~5分かかりました。
見かけ上の10kmごとのラップはちょうど60分くらいで、いいペースで刻んでいるように見えましたが、その内実は、トイレやエイドで5分以上ロスし「ペースを安定させられない」かつ「設定以上のペースで走る」という無駄に体力を消耗させる展開でした。
40kmを過ぎてからは脚が痛み出し、それ以上に体が思うように動かなくなりました。
特に50kmをすぎてからは6’00”/kmを刻むのがやっと、という状態。
65kmを過ぎてからは本格的に脚が動かなくなり、歩くようなスピードに。
「我慢していればまた動くようになるかもしれない」と期待して、意地で走り続けました。
それでも67kmあたりで限界がきて、ついに歩いてしまいました。
71kmの関門まで這々の体でたどり着き、リタイアしました。
失敗の要因
練習不足
強度で言えばけっこう重い練習をしてたので、練習不足という表現は少し違うかもしれません。
「練習の方向性が間違っていた」というのが正確ですね。
フルマラソンまでは「より速く走る」というのがテーマになる印象なんですが、ウルトラマラソンになると「いかに長い時間走り続けるか」という視点が重要になってくると感じました。
「長い距離」以上に「長い時間」っていうのがポイントです。
今回は10kmをだいたい1時間のペースで走ったので、40km走るのに4時間かかりました。
「フルマラソンの距離をフルマラソンよりもずっと遅いペースで走ったんだから余裕があるだろう」と思ってたんですが、実際には予想以上につらかった。
そのつらさって「40km走ったつらさ」というより「4時間走ったつらさ」だったんじゃないかと思うんです。
「長い距離走る」以上に「長い時間走る」練習が足りなかった。だから体が対応できなかった。そう思います。
練習となるとどうしてもペースを気にしてしまいがちです。
でもウルトラに関して言えば、ペースは二の次でとりあえず長時間走り続ける練習が必須だと感じました。
つまり「フルマラソンと同じ練習で挑む」、という僕の作戦は完全に失敗でした。
ウルトラマラソンのフォームで走れてない
ウルトラマラソン用のフォームを身につけられてなかったのも失敗の要因です。
ウルトラでは、とにかく脚への負担を減らす省エネに全振りしたフォームが求められることがわかりました。
スピード重視の練習をしてると効率のいいフォームは身につけられても、少なからず脚を使う走りになっちゃうんですよね。
それだとフルマラソンまでは押しきれても、それ以上の距離になるとどうしても途中で限界が来ます。
ペースを落としたところでフォームの根本は変わらないので、筋肉や関節が超長距離には耐えられなかった、というのが失敗の要因です。
エイドの取り過ぎ
100kmということでエネルギー切れや脱水を警戒するあまり、序盤から給食給水を取り過ぎたのもよくなかったです。
とくに水分をとりすぎたせいで、頻繁にトイレに行くことになり、結果的にタイムロスにつながってしまいました。
それによって自分で走りのリズムを乱すことにもなってしまいました。
ペース配分ミス
フルマラソンでは「中間地点までは絶対に設定ペースよりも速く走らない」と決めて走ります。
今回のウルトラでもそのつもりだったんですが、最初の2.5kmで16分以上かかったときに少しペースを上げてしまいました。
結果的に目標タイムより速い5’20″〜5’30″というペースになってしまい、前半で消耗するという展開になってしまいました。
「前半の貯金は後半への借金」という認識が甘かったです。
普段より遅いペースだから少しくらい設定より速くても大丈夫だろう、という油断がありました。
設定ペースを遵守する意識が低かったです。
以上のとおり、振り返ってみると今回のレースはミス満載で、失敗するべくして失敗しました。
完全に準備不足でした。
。。。。。。。。。
必要な練習やレースプランなどのイメージはできたので、リベンジしてやる!と燃え始めています。
ただ長い時間走ろうとすると、半日くらいは時間を取らないといけなくなってくるので、これ以上育児時間を犠牲にしてまでやることではないな、とも感じてます。
育児がひと段落するまではウルトラマラソンのリベンジはお預けにして、ランニングにかける時間も減らそうかな、と思います。
とりあえず長年走り続けて蓄積された脚のケガを治しつつ、今後5年程度のランニングとの付き合いかたを考えようと思います。