家庭菜園日記:ナス[2023年]~2年目は育苗から挑戦~

植物

こんにちは、あまなつです。

植物好きの農学部卒サラリーマンです。
30㎡の畑で家庭菜園を満喫しています。

結果

今年の合計収量は220個でした!

去年の176個を大きく超え、目標の200個もクリアしました。


2023年のナスの栽培記録です。

昨年は夏野菜で唯一成功したナス。
今年も期待しています。

ナスの栽培計画はこちら。

栽培計画
  • 栽培面積 
     [3m]×[70cm]1畝
  • 株数
     株間60cmで5株
  • 目標収量
     最低150個、できれば200個


去年からの変更点
  • 苗を買わずに種から育てる
  • 品種はサカタのタネの「どっさりなす 黒福」


2/20 育苗開始

苗づくり開始です。
少し寒さが緩んできたといってもまだまだ寒い2月。
温室なしでは種をまいてもなかなか発芽しない気候、ということで、体温で暖めて発芽を促す方法を試すことにしました。


水を含ませたキッチンペーパーで種を包んで、ジップ付きビニール袋に入れます。
それをポケットなどに入れて、一日中肌身離さず過ごします。

2/25 発芽・植え付け

ポケットで暖めること5日。
早くも発芽を確認できました。




ナスの発芽は長いと2週間くらいかかるとも聞いていたので驚きです。
あらためて、温度って大事なんですね。


12粒のうち6粒発芽しました。
これを牛乳パックで作った簡易育苗箱にまいて育てます。




さらに上面をラップで覆った小ぶりな段ボールにいれて、簡易温室にします。
これを晴れの日中はベランダで、雨や曇りの日と夜は室内で管理します。


3/11 鉢上げ 育苗19日

約3週間でここまで成長しました。
発芽したのは12粒のうち10粒。




発芽率83.3%はおおむね絵袋の情報どおりです。
茎の上の方が紫色になってきたので鉢上げすることにしました。


ポットは15cmポット、土は腐葉土に古い培養土を混ぜたものをつかいます。
根を切らないように横から少しずつ苗床を崩して植え替え。




あまり押しつけずに周りからふんわり土を被せます。
肥料として発酵鶏糞を少量まき、最後に霧吹きで水をあげて完了です。




しっかり根付くまで2,3日半日陰に置いておきます。

4/9 育苗52日

ベランダで育苗中ですが、まだヒョロヒョロとして頼りない苗です。
葉もまだまだ小さめで、虫食いの被害まで受けてしまいました…。汗

外気にあててしまうこともあったので仕方ないですね。
植え付け予定のGWまでにはナスらしい大きな葉がみられるといいんですが…。


4/29 育苗72日

植え付けの目安にしていたゴールデンウィーク。
気温も安定して最高気温20〜25℃、最低気温15℃前後になってきました。

育苗中の苗もこの2週間で一気に成長し、早いものは一番花の蕾がつきました。
茎の太さは鉛筆程度になり、葉の大きさも手のひらサイズまで成長しています。
(でもずっと簡易温室で育てていたため、葉は軟弱です…。)


今後の天気予報も雨が多めなので苗の植え付けにはいいタイミング。
ということで、ナスの植付けを決行しました。

ナスはタマネギを育てている畝に定植します。
タマネギは晩生品種なので、収穫までは混植状態です。

ナスを植付ける場所は試し掘りも兼ねてタマネギを収穫。
思っていた以上にタマネギの根が張っていて、収穫時に周りのタマネギの根を痛めてしまった気がします。


悪影響がないといいんですが…。
タマネギの畝でそのまま夏野菜を育てる場合は、早生品種のタマネギの方がよさそうです。

6/2

定植後1ヶ月。
タマネギと混植状態だったせいか全然元気がありません。苦笑
かろうじて第1果を摘果しましたが、まだ背も低く、株の充実に時間がかかりそうです。

大部分のタマネギを収穫したので、トンネル仕立て(?)をセッティングしました。
トンネルを張る時のようにダンポールを設置して、麻ひもを張って完成です。

6/11

定植後もタマネギと混植状態で元気がありませんでしたが、タマネギを全部収穫してから息を吹き返してきた感があります。

去年と比べるとまだ小ぶりなので、株が充実するのを気長に待ちます。

7/1

6月下旬から最高気温が30℃超えの日が続き、ナスの成長も加速してきました。

7月に入り今年初収穫。

小さいものもありますが、いきなり13個とれました。

畑の水が豊富なおかげで、相変わらず曲がり果が少なくきれいなナスです。

7/16

7月に入ってから途端に雨が降らなくなりました。
気温も35℃超えの猛暑日が続きます。

暑さに強いナスもさすがにバテ気味の様子。

果実の成長もゆっくり。

このあたりでザッとひと雨降ってほしいです…!

8/20

8月になってから雨がふるようになり、そのおかげでナスの実つきもよくなってきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

6,7月の出遅れを挽回して、この週末には35個を収穫。
この時点で合計収穫個数183個と、去年の176個を超えました!

種からの栽培でこの結果は、我ながら上出来です。
このペースなら200個は超えそうですね。

秋ナスはとらず9月には栽培を終えるので、切り返し剪定はしません。
あと1ヶ月ラストスパートです。

9/3

少し勢いが落ちてきて実の形も崩れてきた気がします。
終盤のサインですね。

今年はナスの価格が5本で¥200〜¥250と高めです。
8月からは毎週20〜30本収穫できてるので、週に¥1000以上食費を浮かせられている計算になります。

家庭菜園のおかげで家計は大助かりです。
問題は飽きずに食べられるかどうかですね。笑


9/11

今週末も19個のナスを収穫しました。
今回もどっさりです。


あと2週間くらいは収穫できそうですが、着花数も減ってきてるし秋冬野菜も控えているので、今年はここで栽培終了することにしました。



毎日ナスづくしでさすがに食べ飽きてきましたしね。笑
ナスのおかげで今年の夏は野菜を買わずに済みました。


まとめ

今年の合計収量は220個でした!
去年の176個を大きく超え、目標の200個もクリアしました。

しかも今年は種から育てた自家育苗の苗で育ててこの結果。
タマネギと混植したために前半の生育が悪かったり、7月にほとんど雨が降らず収穫が思うように進まなかったりなどありましたが、最終的には大成功といえる結果になりました。

収量が増えた理由としては仕立て方を変えたことが大きく影響していると思います。
3本仕立てや4本仕立てなど細かく管理せず、最初に枝を4本伸ばしてからは基本放任で自由に枝を伸ばさせたことにより、1株あたりの着果数が大幅に増えました。


やや形や大きさのばらつきが大きくなるようにも感じますが、自分で食べるには十分なものが収穫できるし整枝枝めの仕立て方です。

今年もカボチャに苦戦した分ナスの成功はうれしいですね。
今から来年の栽培が楽しみです。

家庭菜園日記:ナス
家庭菜園のナスの栽培記録です。 ナスはうまく育てれば1株あたり100果の収穫も可能なんだとか。今年は1年目なのでとりあえず1株あたり15果の収穫を目指します。 ベランダ菜園ではハダニにやられましたが路地でリベンジです。
2022年ナス栽培 まとめ&反省会 
2022年のナス栽培をまとめました。 結果は合計収量176個!目標にしていた75個の2倍以上収穫できました。 粘土質土壌で水切れの心配がない畑との相性の良さが、成功の一番の要因だと思われます。 この調子で来年は丸ナスや長ナスにも挑戦します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました