こんにちは、あまなつです。
植物好きの農学部卒サラリーマンです。
30㎡の畑で家庭菜園を満喫しています。
この記事は2022年のダイコン栽培の記録です。
冬の家庭菜園といえばダイコンですよね!(偏見?)
苦い夏ダイコンを経験した分、期待が膨らみます。
育てるのは「三浦大根」と「聖護院大根」。
つる新種苗の固定種を購入し、来年の自家採種も目指します。
栽培計画
9/17 タネまき
畝立てしたら、麻ひもとペットボトルのフタを使って播種穴をつくります。
そこにダイコンのタネを1カ所あたり3粒ずつまきました。
7.5mもやるとなかなか腰にきます。苦笑
9月下旬といっても暑いくらいで、まだまだ虫たちも元気な時期です。
発芽した芽が虫害を受けないように防虫ネットのトンネルを設置しました。
9/25
播種後1週間。
タイミングよく雨が降ったおかげか、ダイコンはしっかり発芽しました。
10/1
三浦大根は順調に育っているものの、聖護院大根はなぜか1株しか残ってません。
よく見ると三浦大根より発芽率が悪いのに加え、発芽した芽も何者かに食べられた様子。
トンネルの中を探すとコオロギの幼虫が数匹いました。
どうやらトンネルを設置したときに入り込んでしまったみたいです。
とりあえず目につくものはつぶしたりトンネルの外に出しましたが、おそらくまだ残ってるでしょう。
追加でタネをまいておきました。
それにしてもコオロギ的には三浦大根より聖護院大根の方がおいしいんですね。
興味深いです。
10/23
三浦大根は順調に大きくなってきました。
地上部はだいぶ茂り、株間30cmでは狭かったかと思うほどです。
一方で聖護院は成長がゆっくりです。
追加でまいたタネも、発芽してもオケラに食べられるらしく、なかなか大きくなりません…。
11/5
三浦大根はどんどん茂ってきてうっそうとしてきました。
根元がどうなってるか見えないくらいです。
もう少し寒くなってきたら防虫ネットを外すのも手ですね。
聖護院大根は三浦大根と比べて成長がゆっくりです。
根元を見るとまだ小さなカブ程度。
これから肥大してくるんでしょうか?
年内には収穫を始めたいところです。
11/12
相変わらず根の様子が見えない三浦大根。
葉っぱはすこぶる元気です。
聖護院大根のうち成長が速い株は「立派な小カブ」くらいの大きさになってきました。笑
12/3
ついに今シーズンの収穫第一弾!
聖護院大根を収穫しました。
肥大が始まってからははやかったです。
直径18cm、重さ2.3kgの大物です。
葉っぱももっさり茂っています。部分的にアブラムシがびっしりついてますが。。。
ちなみに比較に置いたペットボトルは500mlではなく1.5L容量。なかなかの大きさです。
夏のナス以来、ひさしぶりに満足のいく収穫ができました。
ちなみに三浦大根の様子はこんな感じ。
さすがに窮屈そうなので、ネットを外しました。
12/10
聖護院大根、2個目の収穫です。
1.6kg(根部のみ)で1個目よりはやや小さめ。
でも虫食い痕が少なくて表面はきれい。
聖護院大根の収穫はこれから少し間が空きそう。来週は三浦大根の試し掘りができそうです。
12/17
予定どおり三浦大根の初収穫です。
地下部が見えないぶん、どれを収穫するか慎重に選びます。
収穫したのがこちら。
長さ60cm、1.9kg(根部)の大根がとれました。
太さは一番太い部分で9cmほど。
10cmに届かなかったのは少し残念です、が十分満足の出来です。
時機を逸してしまいましたが、間引きもしました。
なかなかおいしそうなミニ大根です。
12/24
今週も三浦大根の収穫です。
地上部が大きく育っている株を抜いたんですが…
今回は短めで重さも1.2kgと小さめ。形も崩れてます。
ダイコンは栽培自体は簡単ですが、形と大きさがそろったものを収穫するのは難しいですね。
1/28
毎週2,3本収穫してきましたが、ついに今年最後の三浦大根です。
重さは1.8kg。まずまずの大きさです。
ダイコンは葉もおいしいですが、残念ながら1月に入ってからは霜にやられて食べられてません。
今年の三浦大根は合計14本、18.8kg収穫できました。
ただ納得のいくサイズのものは2,3本だけ。
立派なダイコンを育てるには研鑽が必要ですね。
2/23 栽培終了!
梅の花も咲き始め、暖かいと感じる日もちらほら出てきた2月中旬。
畑に残していた聖護院大根がとう立ちを始めていました。
それに加えて、地表に出ている部分は霜で傷みだしていたので、大小7個、全て収穫しました。
これで今年の秋冬ダイコンは栽培終了です。
まとめ
合計収量
合計の収穫量はこちら。
ポイント
ばらつきが大きい
F1ではなく固定種の種を使ったからかもしれませんが、株ごとのばらつきが大きかったです。
特に三浦大根が難しく、12株中満足いくサイズのものは2,3本。
試しに2条植えをしたものが特に小振りだったので、三浦大根には株間30cmは狭いのかもしれません。
次に育てるときは、株間は40〜50cmは確保した方がよさそうです。
F1品種の栽培も検討します。
生育初期の保護
生育初期にほとんどの聖護院大根がオケラに食べられたのは痛かったです。。。
発芽の時期はまだ害虫も元気なので、種まきしてすぐに不織布や防虫ネットをかけるのがよさそうです。
また、そもそものオケラの発生原因である米ヌカの施用方法も変えた方がよさそう。
別のところで堆肥化させるか、直接まくにしても地中に埋め込むのがいいかもしれません。
霜害
1月以降に収穫したものは多かれ少なかれ霜害を受けてました。
来年は、年内に収穫して土中で保存する方法を試してみようと思います。
反省点は多々ありますが、今年の冬はたくさん大根料理を楽しめました。(後半はさすがに飽きてきましたが。。。)
店ではあまり売られてませんが、聖護院大根はえぐ味がなく、煮込むとトロトロになるので特におすすめです。
来年のダイコン栽培も楽しみです!