こんにちは、あまなつです。
30代、3人家族、平均年収のサラリーマン。
家づくりに向けて、節約生活を実践中です。
2023年1月に、一条工務店の新商品「HUG me(ハグ・ミー)」が期間・棟数限定で発売されました。
今回は「HUG me」の性能面について、実際に展示場で聞いてきた話をもとに検討してみました。
「HUG me」の性能
- 耐震性:耐震等級3
- 気密性 C値0.7以下
- 断熱性:Ua値0.6以下
※C値とUa値については公式発表はなく、営業マンの話ベースの数値です。
これまでの家づくり計画を断念した話はこちら。
家づくり計画を断念し、失意の週末。
インターネットで調べ物をしていると、一条工務店の「HUG me」という商品の広告が目に入りました。
どうやら、ほかのシリーズより性能を落として低価格を実現した規格住宅のようです。
それでもざっとスペックを見ると、性能は悪くはなさそう。
さっそく近くの展示場に行って話を聞いてきました。
求める性能を備えているか
まずは家づくりの条件である性能に関して、僕ら夫婦の希望を満たすか確認してみました。
耐震等級3
「HUG me」は100プランの間取りから選ぶ規格住宅で、全プランで耐震等級3をクリアしています。
実際には「建築法上で最高の耐震等級3」よりも強い、2倍耐震を確保しているそうです。
※耐震等級3は耐震等級1の1.5倍の強さ。一条の2倍耐震は耐震等級1の2倍の強さ。
気密性 C値1.0以下
「HUG me」の公式ページには記載がありませんが、C値は0.7以下が確保できそうです。
営業マンによると、一条工務店では全棟で気密試験を行っていて、C値0.7以下を保証しているとのこと。
気密試験の結果、C値が0.7以下でないと工事を中断して点検・気密工事をし、再試験の結果が0.7以下になるまで工事を進めないそうです。
断熱性 Ua値0.6以下
こちらも「HUG me」の公式ページには記載がありませんが、Ua値は0.6以下が確保できそうです。
営業マンに本社に確認してもらったところ「詳しい数字は出ていないが、6,7地域の断熱等級5級(Ua値0.6)はクリアしている」とのことでした。
詳しい数字が出ていないのにクリアしていると言いきれるの?と疑問には思いましたが…
まだ新しい商品なので、社内でも全ての情報は整理されていないそうです。(2023年1月時点)
図面打合せの中で設計担当に確認したところ、我が家が選んだ間取りではUa値0.5とのことでした。(トリプルサッシのオプショなし)
建築費用が1000万円台でUa値0.5はかなりの高コストパフォーマンスだと思います。
性能に関する仕様
性能に関係する仕様はこちらのとおりです。
認定 | 長期優良住宅・省令準耐火構造(火災保険が割安) |
外壁 | タイル外壁(ハイドロテクトはオプション)、高耐久シーリング(30年耐久) |
断熱材 | EPS |
窓 | 樹脂サッシペアガラス、オプションで樹脂サッシトリプルガラス |
換気 | ロスガード90(90%熱交換(冬季)) |
おすすめのオプション
「HUG me」は標準仕様は最低限にとどめ、欲しいものをオプションで付け足していくという商品です。
その中で僕が「これはつけた方がいい!」と思ったオプションがこちら。
(あくまで独断と偏見です。。。)
太陽光パネル(蓄電池付き)
一条工務店が自社工場で生産する太陽光パネルで、大量生産によるコストダウンを実現。
蓄電池とセットで格安で手に入ります。
屋根に載せるのではなく、太陽光パネルと屋根を一体型にすることで、大容量の登載を可能にして屋根のメンテナンスコストも抑えられます。
さらに屋根重量が軽くなることで耐震性も上がります。
「HUG me」は基本的にオール電化を想定していて、高性能住宅といっても電気は必ず使います。
昨今の電気料金の高騰や将来的なEVへのシフトの流れも考えると、自宅で発電・蓄電できるのはとても助かります。
余裕があったらつけたいオプション
床暖房
足下から部屋を暖めてくれるので、同じ室温でもエアコン暖房より快適です。
実際に体験すると、たしかにエアコン暖房だと頭が暖かくてボーっとするわりに足下が寒いですが、床暖房は足下からポカポカしました!
メンテナンスコストも基本的に10〜15年ごとの循環機の交換(10〜15万円程度)だけですむとのことで、太陽光パネルとあわせれば経済的だと思います。
トリプルガラス樹脂サッシ窓
U値1未満のトリプル樹脂サッシ。
断熱性を高めるなら、窓をグレードアップさせるのが費用対効果が高いです。
さらに瓦がぶつかっても瓦が割れるという頑丈さなので、防災・防犯面でも安心です。
ただトリプルガラスだと樹脂サッシが太くなってしまうので、窓が野暮ったい印象になるのは否めません。
そのほかにも食洗機やキッチンのカップボードなどもありますが、住宅の性能とは関係ないので今回は割愛します。
破格の坪単価50万円!一考の価値あり!
というわけで、「HUG me」の性能は僕ら夫婦が求めるものをクリアしているようです。
驚きなのがこれを坪単価50万円で提供していることで、「本体価格税込み1,639万円から」は破格だと思います。
間取りは100プランから選ぶので100%希望どおりとはいきませんが、そこを妥協できればお買い得な商品だと思います。
「HUG me」の印象としては、
「昨今の住宅価格高騰の中、『住宅は性能』を謳う一条工務店が性能を可能な範囲で妥協し、少しでも多くの人に高性能住宅を提供できるようにした商品」
だと感じました。
i-smartやグランセゾンには手が届かない層にも高性能住宅を提供しようとする企業努力を感じます。
「高気密高断熱住宅に住みたいけど既存の商品では予算的に厳しい…」、という方は一考の価値ありです。
あまなつ家も「HUG me」を真剣に検討するため、さっそく一条工務店の工場見学を予約しました!
一条の家を体感してきます。笑
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